■芽の巣山Webstoreにて「大原の山」出展作品が販売中です
DSC01322_web

先日、高円寺にある芽の巣山さんにて開催した出張展示「大原の山」の出展作品の一部が、
芽の巣山さんのWebstoreにアップされているので、ぜひチェックしてみてください!

>芽の巣山Webstore

■林茂樹「mini Q.P」発売中です
DSC_7528_web

miniQP_side_webminiQP_back_webDSC_8085_webentertainment_ceramics2

このたび、スペース大原は、林茂樹の新しい作品「mini Q.P」を発売いたします。
この作品は2006 年、弊廊での展覧会「The Entertainment Ceramics vol.2」において発表した「Q.P」 のミニバージョンです。
林は以前から、石膏型に泥しょうを流し込んで成形する「鋳込み」と呼ばれる技法を用いて制作してきました。
この技法は、元々大量生産のためのものでしたが、林は美しいフォルムを作り出し、焼き上がりをコントロールするため、
その可能性を極限まで突き詰め、新たなレベルへと押し進めています。
今回の作品のようなモチーフを、あえて陶で制作することに対し、以前からその必然性を問うような意見も聞かれました。
しかし、磁器特有の光沢感と近未来表現、ヨーロッパのビスクドールが示す無釉磁器の人肌に近い質感、
そしてそれらの重量感など、やきものでしか実現できない世界観と強度をつくり出すことに成功しています。

また、今作を発表することに至った背景のひとつに、
林の故郷である岐阜県美濃地方の陶磁器産業の現状に対する危機感があります。
長くやきものの産地として栄えてきた美濃では、より安価な外国製品の流入、国内におけるニーズの変化など、
時代の流れと共に産業全体が落ち込みを見せています。
今回の試みは、アートという新たな価値を、長年この地に蓄積されてきたノウハウを用い、
国内だけでなく世界に発信していく事を目的としています。
美濃からの発信にこだわり、制作のプロセスに林以外の美濃のつくり手が介在しています。
この作品は、個人作家の枠組を越え、陶磁器産業の今後を見据えた新たな挑戦となっています。
こうしたこれまでとは異なるヴィジョンの提示は、これまでの業界の常識や、方法論を見直すきっかけとなり、
模索の道のひとつとして、たとえわずかであっても希望の光となる可能性を秘めているのではないでしょうか。

mini Q.P | Shigeki Hayashi Ceramic Works
サイズ:W15×D13×H14 (cm) 磁土 2015
限定200体 (専用ケース付き, エディションナンバー入り)
¥108,000(税込)